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YouTubeを始めたきっかけはあの方!?スモビジ界隈の敏腕ビジネスインフルエンサー登場!

YouTubeを始めたきっかけはあの方!?スモビジ界隈の敏腕ビジネスインフルエンサー登場!

株式会社FAVOの代表取締役の酒井勇輝 さんです。
これまで5件のM&Aで譲渡のお話や、YouTubeを始めたきっかけなど幅広くお話をいただきました!

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プロフィール
企業名
株式会社FAVO
出演者
CEO

代表取締役 Chief Executie Officer

酒井勇輝

株式会社FAVO
https://favo.tokyo/
経歴

・1993年生まれ 31歳 静岡県浜松市生まれ
・2012年静岡文化芸術大学入学
・2017年静岡文化芸術大学卒業
・2017年不動産ベンチャー入社
・2018年不動産ベンチャー退社
・2018年株式会社FAVO創業

インタビュー記事



オープニング

酒井君、今日はようこそ!酒井君とは出会いから振り返ると、今から5〜6年前かな?

僕が24歳くらいですね

6年前ぐらいか!共通の知り合いのビジネスパーソンウーマンのテキパキされた女性がいて...

交流会で主役になって話を回す、めっちゃ人気ある女性の方ですね

その方と、僕も何か別のところで知り合って「もうすぐ会社を売却する人がいますけど紹介しましょうか?」と言われて
なんかちょっと怪しいなと思ったけども笑
まあ1回ちょっと聞いてみるかって思って、赤坂のガーデンシティのパスタ屋さんでランチしたのが初めてと。
今となっては本当に仲良くさせてもらってるから、その女性には感謝してるけど、実はお互い怪しい人を紹介されたらどうしようって笑

僕もなんか怪しいなと思ってたんです笑
初めて相対したM&A仲介が金さんだったんですよね。
「こういう事業やってるんですけど売れるんすかね?」って言ったら「んー売れるねぇ」って笑
「本当に??笑」って言うのが始まりですね。

俺が動いたっていうよりも、酒井君が自らあたっていって、結果、当時マザーズ上場企業にメディア事業を約1億円で売却!

25歳くらいの時ですね

ダイジェスト的にビジネス始めてからの経歴をご紹介すると
2017年 不動産ベンチャー入社
2018年 株式会社FAO設立
2019年 メディア事業を1億円で売却
2023年 M&Aの学校をスタート

マザーズ上場企業に1億で売却して、その後D2Cを自ら企画、販売して、D2C事業も売却

それも金さんに相談させてもらってます

その後も、もう1社あったのかな?

厳密に言うと5回ぐらい売却しているんですけど
インスタグラムのメディアみたいな小さいのとか、シャンプーの会社もやってたんで、シャンプーのD2C、美容や通販などのD2Cとか。
事業撤退的な売却ってあるじゃないですか。なのでTwitterには4じゃなくて5って書いてあるみたいな。

独立してから株式会社FAVOでは売却(撤退も含めて)は、5件。M&Aで譲渡していると。
1番大きかったのが、1番最初に売却した某マザーズ上場企業への1億以上の売却。
それ以降は数千万円とか?

数千万円とか、数百万円もあります。

今日は酒井君の創業までの話と創業後の話、今の株式会社FAVOの事業や売却の話...
酒井君というか、酒井まんがどういうことをしてきて今に至ったのか、という話を聞いていきたいと思います!

これまでのキャリアの歩み

まず、生まれは1993年の静岡県浜松市生まれ。大学は、静岡文化芸術大学に入学。
なぜこの大学に?

これは地方の国公立の大学なんですけど...
東京に出たかったので、親にMARCHに行きたいって言ってたんですね。
でも、親はお金かかるので行かせたくないから、「近くの文芸大っていう公立行けば車買ってやるぞ」と言われて

金で釣ってきた笑 ちなみになんの車?

30万くらいのbBってわかります?田舎のマイルドヤンキー文化なので笑
それを買ってもらって楽しんでたんです笑

そこで大学はきっちり5年間行きましたと

起業したいなとかって思ってたので、学生ながら、求人サイトとかを自分で作って、個人事業主で起業とかを当時からしてたんで、1年休学してるみたいな感じですね

ちなみに、大学時代に自ら起業しようという人って、相対的に世の中では少ないと思うんだけど、起業したいと思ったきっかけは?

元々、大学って暇なんで物足りないなと思っていて 。特に地方だから、すごい目立つイベントもあるわけじゃないんで。
バイクとかも昔は乗ってたんですけど、35万とかで買ったバイクが50万弱くらいで売れたんですよ。それが僕が19歳の時とかですね。

良い小遣いになるね!

これで、起業とかビジネス、金稼ぎって面白いんじゃないかって思って何か色々やりたいなって思った感じです。

バイクの売買が、きっかけと言えばきっかけなんだ。

そうですね
静岡県の浜松と愛知の人が僕のバイクを買ったんですけど
県をまたぐと文化が違うので、このバイクはこっちだとダサいけど、こっちではカッコいいみたいなのがあるんですよね。

あと、親が整備士なので、壊れているバイクを家に置いておくと勝手に修理するんですよ笑
オイル漏れとかを直されてて、バリューアップされてるんですよ。で、僕はそれを転売する笑

すごい親子コンビプレイ!

そこから商売の面白さに目覚めたという。

大学時代は、そのバイクの転売と求人メディアだけ?

Webコーディングとかプログラミングが多少出来たんでリブセンス社のジョブセンス(成果報酬型求人サイト)みたいなのを作ってました。
Domoとかタウンワークって出稿型じゃないですか。
バイト先の居酒屋の大将が困ってたんで、大学生を静岡でバーティカルに切り取って、ジョブセンスのようなものを作ればいけるんじゃないかって思って、自分で作って自分で営業してたと。

儲かった?

月20万くらい!

大学時代から自らそういったスモビジを体現してたわけね。
大学を2017年に卒業することになり、1社目は不動産ベンチャー。

僕の2個下の子がやってる会社で。当時、従業員も数人とかで、僕が入ったんですね。
Twitterで募集してたんですよ。不動産系のベンチャー社長っぽい人が「宅建持ってる人を探してます」って。
僕、大学生の時に宅建取ってたんですよ。お金持ちになるなら不動産だから、宅建を取らないといけないんだろうと。

金持ち父さん系の発想ね笑

で、「僕持ってます!」って笑
宅建がないと事業を始められないんで「最高じゃん」「東京来なよ」って言われて
僕も行きたかったので、上京して働き始めたのが新卒っていうかそんな感じですかね。

でも、入社1年後に退社し、株式会社FAVOを創業。面白くなかった?

いや、面白かったんですけど、やっぱりスタートアップって跳ねるまで長いですよね。
ランニングする費用もありますし、なかなかやれる事業が見つからないとか、紆余曲折のタイミングだったんですよね。

ダレてくよね、社内は

そうですね...今はその会社も伸びているんですけど、当時は、もがいてたんですよね。
仲介手数料を1ヶ月分もらえるんですけど、僕らって22歳とかなんで、家賃は6万とか7万なんですよ。
で、その6万の売り上げのために3日くらいかけて探すんですけど、半分は成約しないんですよね。終わってましたね笑

約1年間、6万の部屋を紹介してもダメだったので自らやろうと。
でも元々やってたから、いつか自分でやるだろうなっていうのは前提にあった?

そうですね。元々前提にはあったのと不動産仲介なんで、昼間はお客さん対応するんですけど、夜はやることないんで、副業的にウェブメディアを作ってたんです。
そのウェブメディアが伸び始めて、副業なのに月100万〜200万とか稼ぎ始めて、さすがにこっちにシフトした方がいいよなと思って。「すまぬ!実はサイトが伸びていて、、、」みたいな感じでFAVOを起業しました。

そのサイトっていうのが、後に某マザーズ当時上場企業に売ることになったアフィリエイトメディア?

そうですね。美容系の情報発信をするメディアです。Googleとかで例えば「化粧品 おすすめ」とかで調べると思うんですけど、その時の上位表示をかなり取れていて、月間で70万PV弱とか、月の利益が500〜600万円ぐらい出てました。

東京に出てきたきっかけも当時のTwitterだし、文章を書くのも上手いし、見せ方も上手いし、Xを大活用してるよね!

はい、僕はXを起点に色々お仕事を頂いていて、マーケティングのコンサルとかもしています。

基本的にはXからの相談?

結構相談も来るのでそれに対応したりするみたいな。
それこそ金さん関連だと僕が今役員やってる会社があるんですけど、それは結局僕がTwitterで「こんな儲かってる会社ありますよ」ツイートしたのがきっかけで。
それがめっちゃ伸びて20万インプくらいいったんですけど、金さんがそれを見て「この社長、仲良いから紹介しようか?」と。飲みに行って仕事になり、役員に進化したと。

あ、今、役員なんだ!
儲かり企業を分析している酒井まんのYouTubeチャンネルの最初のスタートは、Xで酒井君が「この企業はこういうビジネスモデルで、こう儲かっているから、推定このぐらいの売上利益が出ているんじゃないか」みたいなのを投稿してて。
それが、結構近いかもっていうので、その社長にも送ったんだよね。
で、意気投合して、役員になられるっていう!

僕は仕事とか新卒もXで見つけてるのでめっちゃXとかSNSネイティブみたいな感じですね。

1億円とかの金額でアフェリエイトメディアってなかなか売りづらいと思うんだけども,なぜ売れたんですか?

僕が単純に安く売ったから売れたみたいな感じですね。
月間600万円の利益で1億円って結構安いっすよね?

月間600万でしょ?年間で6000万ぐらい出ると。

仲介の人からも「いくらで売りたいんですか」って言われて、当時22歳とかで頭悪いんで「1億円とかいけちゃうんですか?」って笑
でも仲介の人からしたら「これ安くね?」ってなるじゃないですか。仲介の人めっちゃ頑張って紹介してくれて見事1億で成約しました。
仲介の人は別に悪くないんですけど、多分売りやすい案件だったんですね。当時ってみんな4倍とか5倍で売ろうとしてたんですよね。

メディアの営業利益の掛ける5倍とかね

仲介からすると、売りやすいし買い手側からも「いい案件持ってきたね」みたいになるんです。ただ単に僕にリテラシーがなかったので安い案件みたいな。
なので結構引き合いはすぐ2、3社出てきて、そのまま買ってくれたみたいな。

後日談として酒井君から聞いてるけど、そこの役員の方と継続的に仲良くして、サイト改善のアドバイスもしたりとかして。売ってさようならみたいな感じな人が多いけど、そこは意外とちゃんとしてるね笑

僕、結構仲良くて、去年も忘年会してますねw
そこの社員さんと僕と3人で忘年会して当時の雑談とかを未だにしたりとか、進捗報告とかは常々してますね。

そのアフィリエイトメディアを売却した後に、次に作って売却したのがD2C通販シャンプーですね。

僕は美容系のサイトをやっていたので、売却できてトラックレコードができたので、次どこ行こうと考えたときに、美容商品を作るのもいいのかなって。オーダーメイドのシャンプーですね。
当時ほぼ日本になくて、2番目とかだったんですけど、オーダーメイドで髪の太さとか決めて自分だけのシャンプーが作れる「ITシャンプー」みたいなのを始めたって感じですね。

どれくらいの期間で売れたんですか?

1年ぐらいですかね。

スモールで立ち上げて、ビジネスがガッと離陸していく前に売った方がいいだろうみたいな考え方が強い?

多分、当時は何も考えてなかったので、成功体験的にバッと売れて。1億とかで売れるとみんなすごいねってなるじゃないですか。「月500万円儲かってるぜ」っていうのは痛いんですけど、1億円で売れたとかって言うとみんなもてはやしてくる。

20代で億で1回売りましたってなったらね~

じゃあ売却するといいんじゃね?みたいな考えになっちゃって笑
それがミスってて今こんなことになってしまってますが笑
そういうのでなんとなく当時は売却を選んでいた感じです。
まず単純にあんまり思い入れがない、あんまりやりきれない事業を結構やってたので、嫌なことがあるとか先が見えちゃったりするとすぐ売るみたいな笑

でもそれ結構アントレプレナーあるあるというか。その癖は往々にしていろんな人にあるから仕方ないっちゃ仕方ないよね。
だから先が見えちゃうみたいな。このままやっても、利益は3億~4億見えるけど、結局最後そこで止まりそうだなって思うと何か一気にやる気なくなったり。

先が見えたりとか、ちょっと嫌なことあると、向いてないのかなって思って、やめちゃう笑

その辺は、ちょっと弱いね笑

うーん。女性向けのシャンプーって僕はよくわかんないんですよw
女性向けのシャンプーって、脂とかが多かったりとかしてしっとりするのがいいんですけど
僕の髪がしっとりしてたらおかしいじゃないですか。
そもそもユーザーインサイトもよくわかんないものを、流行りもののビジネスモデルで、そのビジネスモデルを考えるのが大好きだからやってたんですよね。

たとえば、当時BOTANISTってシャンプーがあって、イメージカラーが白黒だったんですよ。アンチテーゼとして、カラーで赤色〜水色くらいまでいろいろなバリエーションがあると、対比でバズるだろうと思ってやって、リリースの時にTwitterのトレンドとかにも載ったんですよ。
そういうのを考えられるので、何でもやるんですけど、最後に原体験がないとか、頑張れるような想いとかがないので、そこで終わる、というのが結構今まで多かったですね。

結果、4回(正式には5回)売却していると。

あとは通販の会社ですね。それこそ子会社が通販の会社やってて、そういうのも売ったりとか。

YouTubeを始めたきっかけ

YouTubeチャンネルが開設から約4、5ヶ月でチャンネル登録者数1万人。
ニーズがあったことが証明されたけど、なぜYouTubeチャンネルをやろうと?

YouTubeを始めたのは、金さんに紹介していただいた「M&Aバンク」の島袋社長との出会いが転機だったんですよ。
僕が当時出た「M&Aバンク」の動画が4万回再生ぐらいいってるはずなんですけど、誰も見てないだろうと思ってたんですよね。

2020年ぐらいかな?

当時イェンタとかCXOバンクみたいなビジネスマッチングが流行ってたんですけど、「M&Aバンク見ました」って連絡がめっちゃきてたんですよ。
僕の中ではYouTubeってやばいなって分かったんですね。爆発力がすごいあるなって。あの動画のおかげで知れたから、今に至っていると。

酒井君は本当に器用で優秀で、物事を見抜く力がちゃんとあるからね。

今回なんと新たに新サービス「M&Aの学校」という動画教材×コミュニティ!
これはどういう背景で始めようと?

僕が売却とかを何回かしてるので、みんながM&Aの相談をしてきてるんです。
Xでも連絡が来ますし、人づてとかで月1、2件とかは必ず連絡が来ますね。
M&Aバンクに出てたからこそ知ってもらえて、連絡もらえて、僕は相談に乗ってあげたりとか、お小遣いくれればコンサルするよみたいな。
「仲介してほしい」と言われたら、ちょっと仲良いところに振って成約したりしてるので、これはここの領域で何かをやった方がいいなって。
さっき言ったシャンプーとかって思い入れがないんですけど、M&Aってビジネスは僕は大好きなジャンルなので。

自分でも経験をしてきてるしね

動画教材がいいのか、コミュニティがいいのかはわからないんですけど、とにかくM&Aの売り手側のリテラシーを上げるサービスみたいなことをやろうと。
当時の僕に「1億で売るな!せめて2億だ」って言うために、この事業を始めました。

4月下旬スタートかな?駆け出しはどうですか?

もう10人以上の方には入ってもらってます。

サービス内容とか中身は、まさにnoteにもきっちり書かれてて、誘導の仕方が素晴らしいなと思いながら見てたんだけど、料金はいくらぐらい?

30万の買い切りですね。サブスクは僕も好きなんですけど、固定費上がるの嫌なのでやめちゃうんですよ。
M&Aってタイミングが読めないし、来月する、っていうものでもないから、買い切りで動画を作ってます。

僕の周りには実際にM&Aで会社を売却した友達が多くて、いくらで売ったとか、分割払いで揉めたとか、会長に手紙送って形勢逆転したとか、そういう一次情報をめちゃくちゃ聞けるんです。
でも、それをセミナーで話すのは重たいから、動画でまとめて「1日で全部見れるように」したんです。
ネットにもChatGPTにも載ってないM&Aの小技特集みたいな内容です。
最終的には神風と運ですけど、小技を知ってると確率が上がるので、そういうのをどんどん溜めて、YouTubeとTwitterで出してます。

でもやっぱり最初にnote見て、プラス今ここでお話聞いて、より具体的に分かったけど、ますます島袋さん運営の「M&Aバンク」の競合ですね !

すみません!!笑
僕がYouTube始めたの、島袋さんの影響なんですよ。で、競合になっちゃってるっていう(笑)。
ただ一応、弁明させていただきたくて…。

僕のYouTubeとかTwitterって、わりと“儲けたい人”が集まってくるんです。スモビジとか、まずは手前の100万〜1000万稼ぎたいみたいな層。だからM&Aなんて眼中にない人たちなんですよ。
「M&Aバンク」は、そもそも「M&A」ってワードを知ってる人じゃないと辿り着かないコンテンツなんです。だからめっちゃリテラシー高い人たち向けなんですよね。
僕はそういう意味で、今M&Aに興味ない人たちにも「こういうのもあるよ」って広げてる感じなんで、むしろ市場開拓してると思ってます。Win-Winです笑

M&Aの学校を見た人が、次、島袋さんのところに入る

間違いないです! 御社の「M&Aスタディクラブ」にも入ります!笑

スモビジの子たちって、ほんとにいい子が多いんですよ。人柄もいいし、25歳とかでしっかり月500万とか稼いでる。でも「これからのキャリアどうしよう」って悩んでる子がめっちゃ多い。
僕も最初そうだったし、「月500万儲かってます」って言っても、なんかしょぼいじゃないですか。
でも、上場企業の社長さんとかにとっては、PLもいいし、減損もしないし、めちゃくちゃ優良なんですよ。

キムさん、僕のことも上場企業の社長さんとの会食とかにめっちゃ呼んでくれたじゃないですか。

空き要員としてね笑

だとしても、"上場企業に売却した酒井” だから、呼べると思うんですよ。月500万円儲かってる酒井は呼べなくないですか?笑
めっちゃトラックレコードになるし、僕のXが伸びてるのも、そういう下駄を履いてるからなんです。僕はすごい恩恵を受けてます。

それに、スモールビジネスやってる人って、月500万稼いで「で、これからどうする?」ってところで止まっちゃうことが多い。
でもその時に25歳とかだと、キャリアはまだまだ先が長いじゃないですか。
1回売却して新しい事業やるとか、上場企業の子会社にしてそっちで経験積むとか、いろんなルートがある。僕の周りでも、27〜30歳で売って、今は上場企業で執行役員やってますって子も増えてて。
別にみんな何億も稼いでたわけじゃなくて、PLで年間数千万レベルだと思うんです。
でもそのキャリアの選択肢があるって、スモビジマンにとってはいいことなんじゃないかな思ってます。

そういう可能性を伝えていきたいってことだね!

M&Aで大切なこと

あとはやっぱり事業の“勘所”ってあると思ってて。
買い手が「欲しい」と思う情報を、適切にデリバリー・マーケティングする力が必要だけど、売り手側がうまくできないケースって多いんですよ。
仲介って当たり前だけど事業者本人より事業のこと詳しくないじゃないですか。
自分が一番詳しいのに、自分が適切なディレクションできなかったら、仲介の人もわからないんです。
だから、変な文章のノンネームになる。で、そういうノンネームって、誰にも読まれずに終わるんですよ。

些細なところだけど、実際、仲介の人の方がリテラシーが低い、というのは事実としてあるよね。
僕も何人も応援してるけど、勘所があるかないかなんて、5分ぐらい喋ったらすぐわかる。まぁそうじゃない人が多いよね。

仲介の人が悪いってわけじゃないんですよ。仕事のカテゴリーというか聞いてる方々も違うし、やっぱり売り手が詳しいに越したことはない。
あと、結構あるのが、売り手側にある程度のリテラシーがないと、仲介の人もどんどん面倒くさくなっちゃうんですよ。
売り手のリテラシーが低いと、いい仲介者はそもそも相手にしてくれないんですよね。

あとは「仲介がいるから大丈夫でしょ」って思ってる人が多いんですけど、契約書巻いた時点で“もう終わってる”パターンってあるんですよ。
たとえばテール条項がついていて、手数料が二重に発生するケース。実際に僕の友達もそれで揉めてて、「これもう契約した時点で詰んでるじゃん」っていう。だからちゃんと学んでおくべきなんです。

さらにヤバいケースもあって。
Twitterで「M&Aのサービスやります」って発信したら連絡くれた人がいて、その人は億単位で売却した経験があるんですけど、
買い手から提示されたスキームが、「分割払い+金額は状況により変動します」って条件で、それを仲介も止めなかったらしいんですよ。
しかも仲介がもっとひどくて、満額分の手数料を先に請求してきたんです。
たとえば2億で売ったら5%で1000万ですよね。でも分割払いだから、まだ1円も入ってないのに先に取られるんです。
で、結局ぜんぶ払われなかったときに、「返してくれませんか?」って言ったら、「いや、それは返せません」って。

こういうの、少ないけど確実に存在するんで、ほんとにちゃんと勉強した方がいいなって思いました。

これからも儲かり企業分析、酒井まんの動向を注視したいと思います。
儲かり企業分析、酒井まんこと株式会社FAVO 酒井勇輝さんにお越しいただきました!ありがとうございました!

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