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【ダンス界を牽引する”FISHBOY”さん登場!】プロダンサーの知られざる、葛藤、苦悩、変化、挑戦、そして世界的オーディションでの快挙!

【ダンス界を牽引する”FISHBOY”さん登場!】プロダンサーの知られざる、葛藤、苦悩、変化、挑戦、そして世界的オーディションでの快挙!

CyberAgent LegitディレクターのFISHBOYさん!ダンスを広めるために試行錯誤しながら、未来に向けて突き進む熱い思いを感じることができます!

CxOの履歴書チャンネル動画
プロフィール
企業名
CyberAgent Legit
出演者
ディレクター

ディレクター

FISHBOY

経歴

1985年大阪府で生まれる。実兄は中田敦彦。幼稚園児の時まで大阪府で育ち、小学生時代は山口県山口市で過ごした。小学6年生の時に東京都へ移住し、練馬区立石神井西小学校に転入。卒業後は青山学院中等部、青山学院高等部、青山学院大学経営学部を卒業。
日本のストリートダンサー、振付師、D.LEAGUEチーム・CyberAgent Legitディレクター。ダンス&ボーカルグループ・RADIO FISHのメンバーとしても活動している。所属事務所はワタナベエンターテインメント。

インタビュー記事



オープニング

株式会社IR Robotics社長のキムです!
本日のゲストは、ダンスのプロリーグ、D.LEAGUEで大活躍のCyberAgent Legit ディレクターのFISHBOYさんでございます!

FISHBOYです!よろしくお願いいたします!

よろしくお願いいたします!
僕とFISHさんはですね、ご縁を持たせてもらってから約3年半くらい経つんですけど、今日は番組ですので”FISHさん”として進めていきたいと思います。

弊社では最近、CxO履歴書チャンネルに力を入れておりまして、色んな職業の方を紹介していこうと決めているんですけど、ダンスを生業にしている方は周りにいないので、FISHさんに「出演してくれませんか?」と駄目もとでお願いをしたところ、即答で出演したいといただきまして!笑

喜んでですよ!
お世話になってますし、動画に対してものすごく興味があったので、むしろ出れるんですかって!!

実際にCyberAgent Legitのチームオーナーをやられている曽山哲人さん(サイバーエージェント常務執行役員CHO)も第一回に出演してますしね!

FISHさんと僕との出会いを振り返りますと当時、CyberAgent Legitの管掌をしている、ハタさんという方から「キムさん、スポンサーしてくれませんか?」
と単刀直入にきまして…笑
「やります」と即答しました!!笑

これ、すごいことで!
歴史の長いスポーツの1チームをスポンサーすることは分かりますが、発足したばかりの良く分からないダンスチームにスポンサーになっていただくことになり、本当にありがとうございます!笑

その後はリーグが終わった後、FISHさんと食事に行かせていただく機会が増え、現在になりますね!

今日はですね!
前半にFISHさんがなぜダンスの道を選んだのかという部分から、後半はCyberAgent Legitのディレクターに就任してから苦悩や、未来に向けてどのようなことをしていきたいのか、という部分をお伺い出来ればと思います。
よろしくお願いいたします。

よろしくお願いいたします!

中学時代自分の不向きを痛感

ダンスは学生時代から続けていると思いますが、何がキッカケで出会い、ハマったのですか?

まず、当時はバンドブームだったんですよ!
僕は”モテたい”という気持ちがあり、中学1年生からTHE YELLOW MONKEYさんのコピーバンドを行ってました!
当時はベースとギターをやっていて、気付くんですね、全然向いてないと…!
なのでライブでは完全にベーシストじゃなく、会場を盛り上げる役をやるだけになってましたね笑

盛り上げ役!??

はい~!
なので、盛り上げ役をやってるだけじゃモテないじゃないですか!?その後、吉祥寺駅を歩いていた際、グルグル回るお兄さん方がデパートの前で踊ってまして!
それを見てたらかっこいいなと思いまして…!!

ストリートダンスに運命の出会い

いわゆるストリートダンス?

ストリートダンスでした!!
ずっと悩んでいた時期でしたが、これならお金はかからない、すぐに始められる、やっている人は学校にいない!
モテるぞ!!と思いました!笑

やっぱりそこだったんですね!
でも当時、ダンスはマイナーであんまり日の目を浴びてなかったですよね?

そこなんですよ!!
実際に探したところ、ダンス講師が教えているところを見つけ、そこで2、3回レッスンを行い、反復しながら練習したのがダンスの始まりです!
ただ、おっしゃる通りで、当時のダンスは日の目を浴びてなく、大学生から始める人が多かったんですよ!
当時はダンス=アイドルでしたし…。
そこで高校の時、ストリートで出会った仲間たちと大会に出よう!となり、そこで紆余曲折あり、高校生の全国大会で優勝することが出来ました!

高校時代に才能を開花

ぶっちゃけ才能あるかもしれないと薄々感じ始めましたよね?

そうですね笑
当時、周りの子たちは、なんで出来ないんだろう!?
って思い、実は向いてるのかな?と感じ始めました。
ただ、ストリートで出会ったリーダーが
中野のヤンキーで、物凄く怖かったんですね!💦
なので「ごめ~ん」とか言いながら、踊れなきゃ殴られるっていう感じで踊っていました!
そのおかげでメキメキと育ちました!!

逆にそれが嫌にもならず上達する方向に向かったんですね!?

そうなんですよ!
あと、僕はドマゾだったんですね…笑
要するにドMですね!笑
だから怒られていても、上手くなっていく自分に凄い快感を得て、それで続けられたと思ってます!

就職活動で別の道を選択

中学、高校、大学も青山学院に通われてたと思うんですけど
社会人になるときはダンスの道を最初に選んだんですか?

選んでないです!
実際、就職を考えてました。
僕が大学1年生になったときに「広告業界だ!」と思い、
当時はまだテレビの広告費が高かった時期で輝いて見えてました!
なので「よし!CMプランナーだ!」と思ってました!

FISHさんは社会人になったのは2008年が新卒社会人になる年ですよね?
電通とか博報堂とかが人気でしたよね!?

そうですね!花形でしたね!
雑誌を見てたら「広告学校」というのがあり、
セミナーが夏と冬に行われると知り、行ってみようと思ったんですよ!
大学1年生の頃、セミナーに通ってみて分かったことは
自分にクリエイティブの才能がないということが分かり…笑
なのでバンドと一緒で見限りが早く、これはCMプランナーにはなれないと思いました…笑

FISHさんは見極めて判断するのが早いですよね!!??

早いですね!笑
これは駄目だ!じゃあ何なんだと思った時にCMプロデューサーの道があると思いました!
なので電通、博報堂のクリエイティブの中身ではなく、それを上手く運ぶ制作会社だと思い、制作会社にインターンを始める事にしました。
当時、東北新社という制作会社で1位の所から独立した小佐野保さんに呼ばれて株式会社ギークピクチャアズでインターンを始めました!

ですがその頃、同級生に「沖縄で会社を立てないか」という方が現れたんですよ!!

沖縄でカフェ事業に参画

そういうことを持ちかけてくる面白い方がいるんですよね!笑

そうなんですよ!!
なので乗せられて「よし!沖縄だ!」と思い、沖縄の北部をもっと盛んにするぞ!となりましたが、その前に中部地方でカフェを営もうとなり、カフェ&ドミトリーを始めました!

その頃はまだ大学生ですよね?

そうですね!
大学3年生の時からひと月に1回は沖縄に行くような生活をし、ダンスの調子が良くなりまして!笑

その頃もダンスを一緒にやっていたんですね!?

そうですね!
沖縄に行ってもやることがなく、カフェもほとんど人が来ない、北に行ってもなにもなく…笑
だからこそ、踊りに集中できました!
なので、踊りの調子が上がることが、自分でも感じ、これは沖縄での暮らしのおかげだと思っていた矢先、その流れで、当時の先輩でレジェンドだった、KITEさんというダンサーに「世界に挑もうか」というお誘いを受けました!

大学生で世界大会で優勝

普通に就活せずに大学生の時から、色々な事を行い、その中でダンスもやられたんですもんね!

そうです!
色々やっていたらダンスの調子が上がり、世界挑戦のお誘いを受けたので挑むことにしました!

これがフランスのパリで行われた、ストリートダンス、世界大会の「JUSTE DEBOUT」ですか?

はい!
ダンサーが様々な世界大会で優勝しましたっていう方も多い中で「JUSTE DEBOUT」が一番大きく、知名度がある印象です!!
テニスでいう、ウィンブルドンなどに値する大会だと思ってます。

これは2対2でバトルを行うんですよね?

そうですね!
これは何か作品を見せるのではなく、何の曲がかかるのか分からない状況で、DJが曲をかけ、その曲に合わせて、即興で踊るものでした!フリースタイルダンジョンのようなラップがダンスになったイメージです!それで各国の代表を倒して優勝が出来ました!!

まさにFISHさんと出会った後のご飯の時、このお話を聞いたのがすごい印象的で、世界大会で優勝して、FISHさんの頭の中では空港での対応など色々想像しましたよね!?

そうですね!
空港では記者で大勢いると思ってました!笑
ただ、実際は誰もいないんですよ…!
なので皆さんがダンスに興味がないと23歳で分かりまして…!
これは良くないと思ったのですが、なぜ、記者が来るのかと考えた際に国民が興味あるからじゃないですか?

ダンスを広めるために試行錯誤

記者がいてニュースにするから、価値があるってことですよね?

そうですね!
誰も興味がないダンスを記者が取り上げたとしても誰も見ないので廃れていくと思ってまして…!
ってことは皆さんが興味がある世界をまずは想像しようと!
具体的には何かと思うと”日本人全員ダンサーにしよう”と考えました!

先輩の言葉をキッカケにダンスの道へ

実際にダンス1本でいくと意思決定したタイミングはいつですか?

世界大会で優勝したあと、色々なコンテストに出始めていたのですが、当時はオリエンタルラジオが勢い出てきた年でした!

武勇伝の時ですか?

そうですね!
当時、僕は”ダンス凄い”で言われてきましたけど、オリエンタルラジオのインパクトが強すぎて、どれだけダンスで活躍しても「あの時に優勝した方」ではなく「中田敦彦(以下、あっちゃん)の弟ですよね?」って言われるようになりまして……

それをダンスの先輩に相談した際、「馬鹿野郎!お前、そんなすごいことないぞ!」と言っていただいて、「あっちゃんも活躍してお前も活躍が出来ているなんて滅多にないんだから、お前はそれを利用してお前にしか出来ないことをやれよ!!」って言われました!

ターニングポイントですよね?

まさにターニングポイントですね!
その後、テレビのお誘いは"あっちゃんの弟"として依頼があり、これは出るしかないと思いました!

これまではプライドがちょっとあったんですかね?

ありました…
ただ、先輩の言葉を聞いて「テレビ出るぞ!僕しか出来ないことをやろう!」と思い、まずはあっちゃんの弟でもいいから、信用をそこで得て大きい仕事を取っていき、ダンスをもっと広めようと思いました!

ダンス業界で働くことの難しさ

FISHさん、これはキャリアの番組なので聞きたいのですがあっちゃんの弟として、テレビに出ると決意する前はダンサーとして食べていましたか?

食べれてました!
ダンスインストラクターとして働いており、ある程度は稼げてました!

ぶっちゃけお給料はいくらくらいでしたか?

当時は手取りで25~30万円ほどはもらえました!
ただ、続けていても、飛躍的に給料が上がることがないので、食べれていたって状況でした!
その後、テレビに出始めてから、振付やキャスティング、プロデュースの仕事が増えました!

あっちゃんの弟で良いと思い始めてからは経済的な部分もレバレッジがかかり始めましたか?

ちょっとずつですね!

PERFECT HUMAN誕生秘話

世界大会優勝した後、5年後になるんですかね?
オリエンタルラジオと6人のダンスボーカルRADIO FISHが結成になるんですね!

2013年の12月に先輩の家でクリスマス会をしていて、
兄から久しぶりに電話がきて、「三代目J Soul Brothersみたいなことをしたい」という連絡でした!なので「組もうか」と言って2014年に結成をしました!

覚えている人も多いと思うんですよ!「PERFECT HUMAN」!!

これに関しては兄が頑張って作った6作目でして!

YouTubeでの再生回数が”8268万回再生”(撮影当時)!
間もなく1億再生ですね!

実はバズった後に撮りまして!
2015年の年末にリリースをし、爆笑問題さんがMCをやっているお笑いの特番に兄のプレゼンもあり、特別に出演し、「PERFECT HUMAN」を披露したんですよ!!
ただ、プチバズりはしたが実際はいまいちでして…
その後、ナインティナインさんがMCの番組のENGEIグランドスラム(お笑い番組)で放送されてからバズり始めました!
なの急いでMV作らないといけないと思い作りました!

兄・中田敦彦から学んだこと

これが、今なお再生され続け”8268万回再生”!
実際にRADIO FISHの活動はどうなんですか?

現在も緩く活動はしてますが、当時、バズった後に戦略はこうしようなど兄を見て学べたのは凄い豊かな時間だったと思ってます!

RADIO FISHというある種の共同プロジェクトだと思いますが、長期に渡り、一緒に同じことをやるのは初めてですか?

そうですね!
兄がすごいんですよ!
様々な成功をしている、ハイライトだけを見られることが多い中、その背景にはもの凄い数の失敗を重ねているが、方向転換をスピーディーに行い、やっと成功しましたね!なので悩んでいるより、やってみてダメなら方向転換を繰り返し、無理やりゴールにもっていくのは僕にとって必要な姿勢だと思いました!

敦彦さんもアントレプレナーですよね?
YouTube大学(中田敦彦さんのYouTube動画)であれをまとめて1人で10分以上も話すのは、知的だし、なかなか出来ないことだと昔から思っていて、根っこからアントレプレナーだと思いますね!

そうですね!

ディレクター就任秘話

2020年、D.LEAGUEがスタートし、株式会社サイバーエージェントがCyberAgent Legitのチームとして参画し、そこのディレクター(監督)として就任すると!

PERFECT HUMANがバズったことで、僕の言動に信用が生まれてきたなと感じました!なので本来やりたい、日本人全員ダンサーにするという中で、ターゲットを3つに分けました!
人が何かを始める際は、
①幼少期:親の都合や周りの環境
②10~20代:夢を追いかけるため
③30代:自分自身に対してのメリット
その中で、どうすれば10代に夢を持たせられるんだろう?と考えてました。

10代の子たちに夢を持たせることですか!

僕が当時30代前半で、30代が頑張っても10代に夢を持たせるのは難しいと思ってました。人ってちょっと上の世代に夢を抱くので、僕がどれだけプレイヤーとして活躍をしても10代には響かないんですよね…どうしようかと思ったときにD.LEAGUEの話が来たんですよ!

声がかかったんですか??

声がかかりました!これは20代を輝かせる仕事であり、輝かせれば10代も夢を持ってくれる!!ピースがはまった!!と思い、「是非やらせてください!」と迷うことなくうけました!

当時、藤田 晋社長(以下、藤田社長)と面談したんですよね?

当時、D.LEAGUE発足で何も分からない中、まずはサイバーエージェント社にプレゼンをすることになりまして…!

FISHさんの構想を聞かせてくれと?

そうです!
こんなチームでこのようなコンセプトでやりますのような…!
最初はサイバーエージェントの担当の方に話すと思ったのですが、社長室に呼ばれ、藤田社長が座ってました…!!僕は青山学院出身なので藤田社長は✨神の存在✨でした!なので緊張しながらダンスチームのプレゼンを始めまして…笑 ただ、藤田社長は割と無表情な方でして…

無駄に笑ったり、怒ったりがないですよね!

そうですね…!
プレゼン後、「まぁいいんじゃないですか?」と言われまして…「どっちなんだろう」と思い、そしたら「一年で結果を出そうと思わずに3年で結果を出すつもりで頑張ってみてください」と言ってくれまして!

D.LEAGUE 初シーズンの苦悩

藤田社長ぽいな~笑

物凄い安心しました…!!
実際に活動する中で、”自分の”生徒で固めていなかったんですよ!なので初対面の方もいまして…!

個性のある人たちもいるんでしょうね笑

まとめるには、年月がかかるだろうと思ってました!これを一年で結果を出そうとすると非常にひずみが生まれると思うが、藤田社長に「3年かけて優勝プラン立てていいよ」と言っていただき、安心して監督を務めることが出来ました!

2つ返事でスポンサーになったけど、その背景は聞きたかったな~笑
当時、D.LEAGUE発足時の出場チームは9チームで、年に1チームずつ増えて今は14チーム?

発足時に9チームで次から14チームで始まります!

最下位からの2連覇へ躍進

実際に何度も見に行かせていただき、ぶっちゃけ初年度と2年目は順位が全チームの中で真ん中らへん…?笑

1シーズン目は最下位ですね💦笑
当時、一流のダンサーを集めたんですよ!ただ、ダンスのジャンルがそれぞれ違いまして!例えば、和食のトップシェフ、洋食のトップシェフ、パティシエみたいな方たちを集めて、世界一の軍団を作りました。そして、意気揚々にいくのですが、和食の厨房での声のかけ方を洋食の方に伝えても分からないじゃないですか!?なのでまとまらなくて…笑それが如実に結果に出て最下位でしたね…

2年目の順位は?

上位の6チームに与えられる「CHAMPIONSHIP」がありまして、そこで再度戦い優勝を決めるのですが、ちょうど7位でして…前年度よりは良いですが…

急成長を遂げた2つの要因

僕も何が起こってるんだろうか?と思いましたね笑
ただ、その後の22年シーズンでリーグ優勝し、さらに23年シーズンもリーグ優勝と!👏
実際に3年目で結果を出せたキッカケはなんですか?

2つございます!
1つ目は、人事的スキルを学び実行したことです!
サイバーエージェント式の人事術(組織論)を社員の方から伺いました。
【KPT】というものです!
・Keep(成果が出ていて継続すること)
・Probiem(解決すべき課題)
・Try(次に取り組むこと)
これをメンバーにヒアリングすることを徹底し、2season目に始めました!
毎試合ごとにKPTを回し、最下位から7位なので良い形で終わることが出来ました!
これが出来れば、違うジャンルのシェフたちをまとめることが可能と思い、手ごたえを感じました!

2つ目はクリエイティブです!
要するにダンスの手数が増えました!また、ディレクターもチームによって種類が違いまして…!僕は組織をまとめる、スポンサーを取ってくる方をメインにやっており、理由として、僕はクリエイティブに向いてないと思っていたので、やらなかったです!
なので、CMプロデューサーとしての経験を活かし、プロジェクトを進めていこうとなりました!作品はメンバーたちが作っていたんですがseason2で作品作りが間に合わないとなり…僕が作ろうとなりました!

苦手意識があったのに!!

そうです!笑
ただ、全く違う色が出せて、物凄く評判が良かったんですよ!当時、D.LEAGUEでは作品を見せあって戦う大会でして、もの凄く大きいテーマが増えていたんですね!例えば、「地球」とか「太陽」とか大きいもので、なので、カウンターパンチを入れるなら、もの凄く小さいことを大げさに作品にすることでウケると思い、「コーヒー美味しいよね」という作品を作りました!

日常だ!!

それが凄くバズりまして!

中毒性ありましたよ~!

ありがとうございます!
それで気付いたんです!「僕、才能あるかも…!」と笑
なぜかというと、当時のCMは作品性に富んでおり、30秒~60秒の間に起承転結を上手くはめ込み、テーマ性や作品性に富んでるものを30秒にまとめるっていうフォーマットだったんですね!
僕は”才能ない”と思っていたが作品を見ていたのでその脳はあると!!

D.LEAGUEは2分15秒の作品の中で、短い尺で起承転結を作り、作品性も入れ込むことはすぐに考えることが出来まして!!なので「これは向いてるぞ!」と思い、season2、season3もたくさん作るようになりました!僕が作るのはコミカルな部分で、メンバーで作品を作るのがリーダーのTAKUMIでして、凄い真面目なカッコイイ作品を作るんですよ!笑

雰囲気とかオシャレですよね!?

そうです!
凄さで鳥肌が立つ作品を作るんですよ!
なのでこの2つが出来、そのふり幅がもの凄く功を奏してseason3は躍進出来ました!結果、成長の要因は組織とクリエイティブの2つです!

面白い!!

最初はスポンサーが3社から今は150社以上で、D.LEAGUEのチームでぶっちぎりですよね!?
やっぱ、ソヤマン(曽山さん)はすげぇわ~笑

曽山さんが関わっていた際、自らメンバーに1on1をしてくれてました!これは非常に安心感に繋がりまして。選手たちは企業の方と会うタイミングが少なく、不安がある中で、1on1で話をし、それを反映するのが安心感に繋がり、パフォーマンスに繋がりました!ここからメンバーの自主性がもの凄く飛躍的に伸びました!

CyberAgent Legitの今後のビジョン

涙なしで、語れない話ですね…!!
これからは追われる立場になる中で、FISHさん並びにCyberAgent Legitは今後、どういうチームにするのか?また、今後のビジョンをお伺いできればと思います!

CyberAgent Legitはレギュラーシーズンで2season連続優勝、CHAMPIONSHIPは2年連続で準優勝、と非常に良い結果となり、これからチームが何をすべきか?と考えました!それはD.LEAGUEをもっと広める責任を取る必要があること、海外にチャレンジすることです!
これは僕にとっての責任でもあり、メンバーのモチベーションにもなるのでチャレンジしていきたいと思っています!

世界的オーディション番組で大バズり

FISHさん、海外の足がかりとして、「ブリテンズ・ゴット・タレント」にCyberAgent Legitが出場し、サイモン・コーウェル氏(以下、サイモン氏)ゴールデンブザーを押したと!!

そうですね!
世界で一番見てるオーディション番組で、これを作ったのがサイモン氏でして、実際に審査員席いるんですが、1番辛口なんですよ!!笑
なので、サイモン氏から評価を得るのは非常に誉れなんですね!システムとして審査員全員がyesを押せば次に進める中、各1回、審査員の1人の判断で通過できるのがゴールデンブザーでして!

その中で、僕たちのパフォーマンスが終わった後に観客席から「ゴールデンブザー👏👏ゴールデンブザー👏👏」とみんながスタンディングで審査員に圧をかけ、サイモン氏が審査員のコメント最中にゴールデンブザーを押す事件がおきまして!笑

これは歓喜!!
まさに、海外にCyberAgent Legitを知ってもらう、そして選手たちの、この先の希望も含めて、爪痕を残したと思うんですよ!?今後も積極的に仕掛けていくんですか?

実際に学んだことは、「ブリテンズ・ゴット・タレント」にインパクトがある中でしたが、もっと私たちのコンテンツにインパクトを付加した状態で、リーグとは違うコンテンツで攻めることが、非常に重要になってくるのかなと思ってます!

大舞台での学びを活かし未来へ

その一つがまさに海外ですよね!?

そうです!
組織で言うと、カルチャーも確立されたので、もっと人数を増やし、広める時だと思ってます!
現在、10人体制ですがここに何人か増やし、カルチャーを徐々に増やしていきたいです。
また、カルチャーを共有した人たちがリーグに出たり、海外に挑戦したりの二軸でCyberAgent Legitを、D.LEAGUEでの活躍だけでなく、世界にインパクトを与える集団にしたいと思ってます!

FISHさん、喋りが上手いのは知ってましたが、最後、バシッと決めましたね笑笑
改めて、今シーズン、来シーズンもずっとご一緒できればと思いますので、これからもご活躍を楽しみにしております!
ということで、ダンスのプロリーグ、CyberAgent Legit ディレクターのFISHBOYさんにお越しいただきました。
今日はありがとうございました!

ありがとうございました!

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